Wonderland Engine 1.4.6 - テキスチャリングの改善とバグ修正
このリリースでは、テキスチャリングシステムの改善と多くのバグ修正が行われました。
Wonderland Engineは、すべてのテクスチャを自動でアトラス化するため、効率的にミップマップを生成し、ラッピングテクスチャが正しく機能するようにするために高度なシステムが求められます。 同様に、(HTMLビデオやキャンバスからの)動的なテクスチャのアップロードは特別な配慮が必要で、このバージョンで大幅なパフォーマンス向上がありました。
多くのバグ修正を次期1.5.0リリースからバックポートしました。特に物理シミュレーション用です。
変更ログ
エディタ
- 未設定のアニメーションをブレンドするアニメーションコンポーネントを再生した際のクラッシュを修正
- マルチドローレンダラーでのフラスタムカリングを無効にするオプションを削除
- パイプラインリストに重複して表示されないパイプラインを修正
- カスタムコンポーネントプロパティUIの不整合を修正
- 空のスペースのシーンアウトラインで右クリックコンテキストメニューを追加
- スカイマテリアルでカスタムシェーダーを許可
- パイプラインコンパイル後のメッシュ処理を削減
- 非常に長いフレームのアニメーションインポートを修正
- 古いプロジェクトからの物理グループ名前設定の移行を修正
- Linuxでのクラッシュレポート送信を可能に
エンジン
- 物理オブジェクトの反発力/バウンスを0.0-1.0範囲に内部的にクランプ
- 常にバックバッファデプスアタッチメントを破棄
- 様々なテクスチャストリーミングの問題を修正
- フラットマテリアルインポートの優先順位を修正
- シェーダープリプロセッサマクロ内のコメント解析を修正
- すべてのテクスチャがキャッシュに収まる時のテクスチャストリーミングアイドル状態を修正
- 非タイルアトラスを利用してテクスチャストリーミング無効時の圧縮アトラスを最適化
- 圧縮されていないおよび非タイル圧縮アトラス画像に正しいラップサンプリングのためのボーダーを追加
- 圧縮されていないおよび非タイル圧縮アトラスにミップマップを追加してパフォーマンス向上
- 圧縮されていないアトラス画像の動的更新のパフォーマンスを向上
- カスタムGLSLシェーダー用のシェーダープリプロセッサに
#undef
を追加 - カスタムGLSLシェーダーで
#define
の後のコメントによる問題を修正
ランタイム
- 物理コンポーネントの衝突コールバックによる重大なランタイム問題を修正
- シーン追加時に物理コンポーネントが正しく追加されない問題を修正
Object3D.addChild()
が常に変形を正しく更新しない問題を修正- 読み込み画面の多くが進行状況を更新しないことがある問題を修正
- ランタイムでシャドウを切り替え可能に
エディタAPI
- 同一パネルで使用される同じタイプのウィジェットの信頼性のない動作を修正
EditorPlugin.update()
を追加し、draw()
の前に呼び出され、ヘッドレスエディタでも動作
JS API
AnimationComponent.animationGraph
を追加し、アニメーショングラフを設定および取得可能に
Last Update: August 22, 2025