リリース 0.8.3
特にMicrosoft Hololens開発者向けの重要なバグ修正とワークフローの改善。
Wonderland EditorのウェブサーバーでのSSLサポートにより、ローカルIPアドレスにドメインを指定することでWebXRページを構築することができます。これにより、Microsoft Hololensでの自動再読み込みやプロファイリングを含むWonderland Engineの迅速な開発フローが完全に利用可能になります。
SharedArrayBufferのサポートのために、Wonderland Engineのウェブサーバーはウェブページをクロスオリジンで分離します。これは、クロスオリジン非分離ページのChrome Desktopでの廃止(バージョン91/2021年5月に終了)後も、ローカル開発をWebAssembly Threadsが有効なランタイムで可能にし、Android Chrome 88+およびFirefox 79+でも同様です。
変更ログ
エディター
- ウェブサーバーにSSLサポートを追加(Views > Preferences > Server から有効化)
- ドメインを介したWebXR開発を可能にします
- マウス感度オプションを追加(Views > Preferences > Editor)
- Scene Outlineで他のオブジェクトへのコンポーネントのドラッグアンドドロップサポートを追加
- ウェブサーバーの応答にクロスオリジン分離ヘッダーを追加
- これにより、今後のChromeバージョンでWebAssembly Threadsをサポート
- ウェブサーバーの優先ポートを設定するオプションを追加(Views > Project Settings > Editor)
- デフォルトのシーンから新しいプロジェクトを作成するときのパッケージング中のエラーを修正
- 使用されているポートへのウェブサーバーバインディングを修正 - 未使用ポートを適切に検索するように
- フォントまたはfontSizeを変更した後に更新されないテキストコンポーネントを修正
- テキストコンポーネントのテキストプロパティが64文字に制限される問題を修正
- 不足しているコンポーネントのコンポーネントメニューを開いたときのクラッシュを修正
- パースエラーによりコンポーネントが不足した場合に自動パッケージングが有効な時のクラッシュを修正
ランタイム
- non-localhost:8080でのエディターへの接続を修正
- JavaScriptを介して非アクティブに設定された後もテキストがレンダリングされ続ける問題を修正
- ページがクロスオリジン分離されていない場合にスレッド化ランタイムを自動的に無効化する機能を追加
JS API
- 一部のJSDocリンクを修正
WL.Material
プロパティのゲッターが不正なタイプを返す問題を修正
JSコンポーネント
cursor
: WebXRのimmserive-arタッチ入力のサポートを追加
Last Update: March 16, 2021